【対策あり!】ケンカのまま終わらせない!転んでも饅頭つかんで起きる方法

こんにちは 
管理人のだまです

本日は6月15日、謎の胃痛により朝方起こされて仕事を休み、寝不足のままブログ記事を書いています。

5月末、同じように胃痛を起こした翌朝、夫と大きなケンカをしてそのまま家出しました。
ホテルで1週間、実家で1週間の、トータル2週間の家出となりました(現在は家に戻っています)。

さて、私の座右の銘は「転んでもタダでは起きるな。必ず饅頭(まんじゅう)をつかんで立ち上がれ」です。

似たような意味の日本のことわざだと「人間万事塞翁が馬」ですかね。

英語だと「Serendipity」でしょうか。

要は、どれだけツライ出来事にも悪い点ばかりではなく、視点さえ変えれば良い点が見つかる、といった意味になると思います。

そんな私の5月末を振り返り、今回は夫婦ケンカをケンカのまま終わらせない方法、今回転んで掴(つか)んだ饅頭について、書いていきたいと思います。

忙しい方のために、先にこの記事の要点を申し上げると、
「まずは、視野を広げて自暴自棄にならない」
「ツライ時こそ、その真価に気づける」
「ツライ時こそ、無償の愛に気づける」
「タイミングは自然と来る、それまでは焦らず心身共に嫌なことから距離を取る」
「出来事を糧にするか否かは自分次第」

です。

ご興味がある方は、読み進めていただければと思います

この記事は、このような方におすすめです

  • 不妊治療を経て「子供を持たない」選択をした人
  • 夫婦ケンカをケンカのまま終わらせない方法を知りたい人
  • ツライ時のしのぎ方を知りたい人
目次

家出のきっかけ

今回、家出のきっかけになったのは、ケンカの時に夫から発せられた暴言でした。

ケンカの原因は些細なことだったのですが、夫から発せられた暴言に私はかなりショックを受け、「は?今なんつった!?」から家を出るまでは1時間もありませんでした。

夫が発した言葉がどれだけ酷いものなのか涙ながらに伝えても、夫曰く、こんな言葉を言わせた私が100%悪いとのこと。

私の言動が、夫のこの発言に同等に見合う言動だとは到底思えない。
私だけが100%悪いという事は、絶対ない。

一刻も早く夫と離れたくて、私は二度と戻らない気で家を出ました。

絶望している時は、まずは視野を広げる

もしあなたが現在、つらい出来事で詰んだ気持ちになり、自分を追い込んでしまう思考モードに入ってしまっているのであれば、まず視野を広げるテクニックを試してみてください。

私もケンカの直後は絶望して視野が超絶狭くなり、自分を追い込んでしまい苦しい思いをしました。

そんな時にYouTubeで出会った動画を、ご紹介します。

ツライ出来事があると、時に人は視野が超絶狭くなり詰んだ気持ちになり、絶望してしまう場合があります。
ネガティブモードに入ってしまい、この先何も良いことなんか待ってないような気になってくる。
今すぐ人生をENDしたい。そんな事まで考え出す始末。

そんな時は、まず下記のテクニックを使って、問題に対して客観性を持てるようにする事が大切です。

  • 自分の名前を使って、他人のように自分に語りかける
  • 友人にアドバイスをするように、自分にアドバイスしてみる
  • つらかった出来事を15分かけて日記に書きだす
  • 今から10年後をイメージする
  • 時分に起きた経験と同じ経験をした人を探す

自分の身にツライ出来事が起きると、誰でも客観性を失いがちになってしまいます。
客観性を失うと、合理的に行動できなくなり、自暴自棄になってしまうことも大いにあります。なので、

ツライ出来事が起きた後は、まずツライ出来事から心身共に距離を取り、客観性を取り戻すことが大切です。

これまでも人生何とかなったので、大丈夫。
今回も何とかなる、と思えるところまで視野を広げられるとGOOD!

客観性を取り戻しながら、今回のツライ出来事の中でつかんだ「まんじゅう」について書いていきたいと思います。

まんじゅう①ツライ時にそばにいてくれる人の大切さに気づいた

いきなりの告白ですが、私は友達が少ないです。

わりとすぐ友達は出来るのですが、
酒癖が悪い、
神経質、
すぐ海外に行くので連絡が取れなくなる、
ケンカしてすぐ絶交する、
などの私の性質により友情が途絶えてしまう事が、若い頃はよくありました。

しかし、そんな私の性質を理解してくれ、それでも数十年と友情関係を続けてくれている友人が数名います。

・・・数名と見栄を張りましたが、本当は3名です

今回のケンカでお世話になったのは、そのうちの2名。

一人は高校の同級生(Tちゃん)で、もう一人はワーホリ時代に出会った先輩女性(Nちゃん)です。

Tちゃんは、日ごろから愚痴を吐き合う仲。
何度、夫とのケンカ後に泣きついたか分かりません。

今回のケンカの後も彼女の家に行き、泣きつきました。

夫から言われた言葉を伝えたら、彼女は本気で怒り出し、話を聞いてくれ、励ましてくれました。

夫とケンカするたびに彼女に泣きついているので、きっと内心ウンザリしていることでしょう。
それでも彼女は常に私の100%の味方でいてくれました。

「いつも愚痴ばっか聞かせてしまって、ごめんね」と泣き笑いする私にTちゃんは、

昔、ラブホのお金払えずに帰れず困った時、だまちゃん駆け付けてお金貸してくれたじゃん。

困ったときはお互いさまだよ。

と言ってくれました。

何年前の話!?覚えてないけど!?



でも、ありがとう当時の私。
当時売った恩のおかげで、Tちゃんが話を聞いてくれて励ましてくれるよ…

ぐちゃぐちゃな状態でも話を聞いてくれるTちゃんがいることが、どれだけ救いになっていることか。

昔はよく一緒に飲んだくれていた彼女が、結婚して落ち着いたときは寂しい気持ちになったものです。
けど、今はお互い子なし妻として、支え合う新しい関係を築けていることに感謝です。

もう一人の友人Nちゃん(独身)。ケンカして家出中とLINEしたら、遠方からすっ飛んできてくれました。

家出して数日ホテル暮らしで食欲もなかったので、ろくな物を食べていなかった私。
でも彼女がせっかく遠方から来てくれたのだからと、地元で評判の焼き鳥屋に一緒に行きました。

そこで彼女と一緒に食べた焼き鳥の味を、たぶん私は一生忘れないだろうと思います。

本当に美味しかった。

もちろん評判の店なので、実際に美味しい焼き鳥だったのでしょうが、昔からの友人が来てくれたことで安心したのか、久々に食べ物を美味しく頂けた気がしました。

彼女が側いてくれた間、ご飯がずっと美味しく食べられました。

彼女たちは大げさでもなんでもなく、命をつないでくれた救いのエンジェルだと思っています

まんじゅう②ずっとそこにあったのに見逃していた愛に気づいた

私の実家は自営業で、私は姉・私・弟の3人兄弟の次女として生まれました。
私が生まれた時、母は近所の人から「次も女だったら家追い出されるよ」と言われたそうです。

母から子供の頃にそう聞かされた時から「私は要らない子供だったんだ、、」という思いが心の隅に巣食うようになりました。

だから、思春期に反抗期なんてなかったし、役に立たないと家を追い出されるという切羽詰まった思いを、どこかで抱えたまま大人になりました。

去年、今回と同じように夫とケンカになり、家出した時に実家に帰っていいか連絡すると、母は「すぐ帰っておいで」と言ってくれたのですが、父は「そんなことで帰ってきてどうする。離婚する気か。離婚後はどうやって生活していく気だ。帰ってくるな」と言い放ちました。

母はそんな父に従い「お父さんがそう言っているから..」と実家に戻ることは許されませんでした。

今思えば、その時の父の言葉も親の愛情からの言葉なのだろうと理解できるのですが、当時の私は「やっぱり両親も私の100%の味方にはなってくれない」と、さらに孤独を深めてしまいました。

今回、家出が1週間を過ぎたころ、実家で週末に予定されていた用事を言い訳に、ケンカの事は何も言わず実家に帰りました。
追い出されたくないので、夫とケンカしたことは母にだけ伝える事にしました。

母は「もう帰ってくればいい。お父さんが何と言っても、ここにいればいいんだよ」とすぐに受け入れてくれました。

安心して泣けてきました。

そして2泊した頃に「まだ帰らないのか?」と父が聞いてきたので、追い出されるのを覚悟しながら、
夫とひどいケンカしたこと、
言われた事が許せないこと、
実はずっと夫婦関係はうまくいっていないこと、
離婚したい気持ちがあるけど今すぐ結論が出せないから、
少しの間実家で考えさせて欲しいと伝えました。

父は、泣きながら話す私に色々質問しては、私の回答に納得できない様子でした。

しかし、最後は、

お前はとりあえず酒をやめろ
あとは、まぁ、とりあえず、ご飯だべるか

と今回は実家にいることを許してくれました。

そして冷蔵庫からビールを出して、私についでくれました。

「酒やめろと言ったけど、飲みすぎなければ良いか」と笑顔で。

本当にホッとして、泣くのを我慢しながらご飯を食べました。

深くは聞かず、受け入れてくれた両親に感謝。
毎日美味しいご飯を食べさせてくれて、ぺしゃんこになっていた私の心と胃を満たし続けてくれました。

あの時、また父に追い出されていたら、私はどんな今を過ごしていたでしょうか。。。

まんじゅう③戻るタイミングは自然と来ると知った

夫に暴言を吐かれたのに、ではなぜ私は夫と暮らすこの場所に戻ってくる事に決めたのか。

その理由は何点かあります。

1.家出中に初めて夫から「戻ってきたら」とLINEが来た
3.夫に相談したいトラブルが起きた
4.父母がいつでも戻ってきていいと言ってくれた
2.夫が夫婦カウンセリングを受けることに同意した

いままで何度か家出をしたことがあるのですが、今回初めて夫から「実家にも帰ってないんじゃないの?そろそ戻ってきたら?」とLINEがありました。

まさか、夫からそんなLINEが来るとは思っていなかったので、超びっくり。
戻って欲しいという夫の気持ちを知ることが出来ました。

しかし、なんですぐ実家に帰らなかったことを知っているのか?まさかGPS!?と少し怖い気持ちになったのですが、とりあえず部屋に荷物を取りに行くついでに、1週間ぶりに夫に会いました。
きれいに掃除された部屋。ゴミ一つ落ちていない。

夫は、こう言いました。

あの言葉も離婚も、勢いで言ってしまった。
心配していないと決めつけられてケンカを売られたので買った。

昔からそんなところがある。
普段抑え込んでいる感情が爆発してしまう。
でも歳と共にコントロールできるようになっている。

これからはキレないように頑張る。
これからも2人で暮らしたい。

だから戻ってきてほしい。

普段自分の内なる気持ちを正直に言語化しない夫の、絞り出すような言葉でした。

それでも私は「言われた言葉を忘れることはできない。戻る気に今はならない。ただ今すぐ離婚する覚悟もできていない。だからもう少し考えさせて」と家を出ました。

少しやつれたように見えた夫が玄関まで送りにきたけど、逃げるように部屋を出た。

そんな中、夫婦の問題に加え、職場でもクソ上司ともめてしまった。
家出も長くなりストレスもたまっていたところ、クソ上司がケンカを売ってきたので買ってしまった。
それも思いっきり。

ケンカを買った後、本当に上司はケンカを売っていたのか、そう私が感じていただけではないのか、と思い返してみました。

そもそも、その上司は心配性で細かい性格。
重箱の隅をつつくような指摘をしてくる。それは彼の性格です。

日々、そんな指摘を受けるようになり、攻撃されていると感じるようになってきた私。
きっと後半は本当に攻撃だったと思う。
でも、はじめは多分攻撃ではなく、指摘だった。単なる指摘だったのに。。

夫とケンカしメンブレし、視野が超狭くなっていた私を、上司の性格がタイミング悪く刺激してしまった。
そして人生初の上司とケンカ、という最悪な出来事を起こしてしまったのです。

ケンカの事は、実家に帰っても親に言えませんでした。
これ以上親に心配をかけるわけにはいかなかったし。

ずっと上司の愚痴を聞いてくれていた夫に話したかった。
相談したかった。
いつもみたいに冷静に対処法を教えて欲しかった。
この時だけは、夫の冷静なコメントが恋しかったのです。

実家の居心地が良くなるにしたがって、父母が私の存在に慣れるにしたがって、今帰らないと帰るタイミングがなくなると感じるようになりました。

戻る条件として、普段の夫であれば絶対に嫌がるだろう夫婦カウンセリングを提案し、受け入れてくれたら家に帰ろうと決めました。

気持ちを抑え込んでしまい、年に1回ほど爆発する夫は、私よりもカウンセリングを必要としている気もするし。。

ちなみに、家出してすぐ実家に帰らなかったことが、なぜ夫にバレていたかというと、
夫が出張の日に帰って洗濯した際に、洗濯機とスマホを連動しているため夫のスマホに通知がいって分かったそうです。

まんじゅう④安心することで挑戦する勇気が出る事もあると知った

「明日、家に帰ろうと思うんだよね」

と言った私に父は、

良い歳まで独身でいて、
どこかが大きく偏っている2人が結婚したんだから、
うまくいかなくて当たり前。

それでもケンカしながらコロコロ転がるうちに丸くなるもんだよ。

丸くなったら小さくなっちゃうんじゃないの?

元々大きいから、削られても大丈夫だ。
心配するな。

お、お父さん……

お母さんとは正直言って好みも違うし、相性が言い訳でもない。
何で怒るか分からないから、毎日地雷原を歩いてるようなもんだ。

でもいなくなったら寂しいんだよな。
ケンカできる幸せってのもあるよ。

一人は本当に寂しいから。

え、お父さん地雷原に住んでたの…..!?

ただお前たちには、子供がいないから、生きる目的を失いがちになる。
その気持ちは想像するしかないが、苦しいのは分かる。

だから結婚がそんなに苦しいのなら、いつでも戻ってきたらいい。

お、お父さん……

父に言われた言葉を母に伝えたら、「いつでも戻ってきていい」は娘たちを嫁に出す時に絶対言うなと、お父さんに釘を刺された言葉だったそう

「そうなんだ、戻ってきていいとあの人いったんだ」と母は言っていました。

実家に帰る前、今回の事で離婚したとしても、私は実家に戻る気はありませんでした。
意地でも一人で暮らして生きていくつもりでした。

それでも、父と母に「戻ってきていい」と言われたことで、かえってもう一度夫と向き合ってみようと思えました。

心の隅にいた、いじけていた自分が安心して、肩の力が抜けて勇気が出た気がしたのです。

親に友人にTwitterの皆に心配をかけ、ホテルなどに無駄金を遣い、クソ上司ともめるなど、散々な2週間でした。

それでも、友人の素晴らしさを再認識し、親の愛に気づき、夫の良い部分も思い出した、実のある2週間でもありました。

夫との家に戻る日、ケンカ直後に泣きついたTちゃんと会い、家に戻ることを報告しました。

ごめんね、DV受けても何度も夫の元に戻るような、依存した妻みたいで自分でも自分が嫌なんだけどさ…

夫婦の事は夫婦にしか分からないよ。
戻るなら戻るでいいと思うよ。

ただこれからもなんでもいいから話してよ。
話さずに溜めるのが一番体に悪いんだから。
孤独が人を殺すんだから。

だまちゃんもラブホにお金持ってきてくれて助けてくれたじゃん。

私いつでも話聞くからさ。

とラブホの話またするかw

器の大きすぎることを言ってくれる友人の、素晴らしい人格を再認識した家出最終日でした。

家出から帰り2週間が経った今、実際は完全に起き上がれている訳ではないです。
でも、今回の件で得た「まんじゅう」については徐々に気づいてきている段階にあると思います。

まとめ

今回は、夫婦ケンカしてもタダでは起きない方法、を書いてみました。

今回、この記事で特に言いたかったことは、下記です。

  1. 絶望した時は、まず視野を広げて客観性を取り戻す
  2. ツライ時にそばにいてくれる人はエンジェル、一生大切にする
  3. 親の愛は偉大、無償の愛に気づく
  4. 頑固親父も歳と共に丸くなる
  5. 戻るタイミングは自然と来る 焦らずにツライ事から心身共に距離を取り考える

読んでいる人の中には、夫に暴言を吐かれても戻るなんてバカなの?
共依存じゃないの?と思われた人もいることでしょう。

実際きっと、共依存している部分もあると思う。

家出中に「依存先を増やすことが強くなることかも」と、ある相互フォロワーさんから教えられました。

人はどうせ一人では生きていけない。
私は一人では生きていけない。
そんなに強くない。

だったら周りの人を大切にして、依存先を増やしながら、お互い迷惑をかけ合いながら生きていきたいと思っています。

夫と今後どうするかは、カウンセリングを受けながら考えていきたいと思っています。

ちなみに、最近Tちゃんと私で「姥捨会(おばすてかい)」という、子なし女性が支え合うためのコミュニティーを作りました。

Tちゃんが会員ナンバー1番で私が2番。

「 姥捨会 」に興味がある人はいつでもメールくださいね。参加自由です。

現時点では会員数2名で、活動内容は「とにかく死なない生きる」だけですけど。

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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