こんにちは。だまブログ運営者の「だま」です。
私は42歳の時に、不妊治療を経て「子供を持たない」人生を選択しました。
不妊治療を経てなので、選択的子なしというより、子供がいない人生を選択せざるを得ませんでした。
この先、子育てすることはないし、当然孫に会うこともできない。
結婚したら子供を産んで育てるという私の世代の「普通」が、私には普通のことではなかった。
自分は普通から外れたんだと気づいたとき、生きる意味まで失った気がして目の前が真っ暗になりました。
目の前が真っ暗になったあと、ふと思いました。
このなんとも言えない肩身の狭さと罪悪感の正体は一体なんなのか。
なぜ、子供がいないと「生きがい」すら失いがちになってしまうのか。
このブログでは、悩みを深掘りする中で気づいたことや、役に立ったことなどをご紹介していきたいと思います。
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これ以上、読み進める前にあなたに確認してほしいこと
もし現時点で下記の症状があるのなら、今すぐこのブログを閉じてクリニックやカウンセリングを予約して受診してほしいのです。
- 眠れない
- 食欲がない
- 以前は好きだった事に興味を失った
- 常に無気力
「生きがい」を探すより、自身の健康を取り戻すのが先です。
もし、クリニックやカウンセリングに抵抗があるのなら、友達、親、Twitter、ブログ、なんでもいいのでツライ気持ちを吐き出しましょう。
経済的・身体的・精神的にフルコミットしなければならない不妊治療をやったのに、思うような結果が出なかった時って心身共に追い詰められて当然だと思うのです。
不妊治療をやめた後、私の心身はかなりのダメージを受けていました。
メンタルが特にやばくって、今思えば軽いうつ状態だったと思います。
私はカウンセリングを受けることにし、
現在も月1回のカウンセリングを受け続けています。
カウンセリングのおかげもあって、今ではネガティブ思考の沼から出ることができました。
このブログ記事を読んでくれているあなたも、
現時点で何か気になる症状があるのなら、
まずは自身の健康を取り戻すことから始めてくださいね。
取り急ぎ対応すべき症状がなく、下記の内容にご興味がある方は、読み進めてみてください。
この記事は、このような方におすすめです
- 不妊治療を経て「子供を持たない」選択をした人
- 生きがいがないと悩んでいる人
それでは「生きがい」の意味から、見ていきましょう
そもそも「生きがい」とは?
生きがい=生きるに値するもの。
引用元:goo辞書
生きていく喜びや張り合い。
つまり、生きがいとは、
この世に生きていたいと思える何か、
私たちをこの世に繋(つな)ぎとめる何か、
ということになりますね。
子供のころには「生きがい」などなくても、毎日遊んで食べて寝るだけでよかったし、それだけで幸せでした。
でも歳を重ねていくにつれ、分かりやすい「生きがい」を求めるようになった気がします。
このブログを読んでるあなたも、
「生きがい」が感じられず苦しい、
「生きがい」が欲しいと思っている人が多いのではないでしょうか。
でもなぜ「子供を持たない」人生を選択せざるを得なかった私たちは、
人生の「生きがい」すら失いがちになってしまうのか?
それには年齢と周囲の環境の変化が大きく影響しているのではないでしょうか?
なぜ「生きがい」を失いがちになるのか?
これらは、40代になり私自身が感じている主な変化です。
①親の変化
40代女性の親の年齢は平均70代です。
いつまでも元気だと思っていた親も歳をとり、健康的にさまざまな問題が発生してくる年頃です。
子供が親のお世話をする側になり始める頃ですね。
見るたびに年老いていく親の姿。
親もいつか死ぬのだという現実が、リアルに想像できるようになってきます。
②兄弟・友達の変化
それぞれのライフステージやライフスタイルが変わり、疎遠になる兄弟・友達が増えていきます。
仲が良かった学生時代からの友達と、ライフステージが異なり話が合わなくなっていきます。
急に誘って遊んでくれる友達がいなくなり、夜中に電話できる相手がほとんどいなくなります。
仕事や趣味を通した交友関係も広がりづらくなっていきます。
③仕事の変化
不妊治療や妊活をして仕事の調整が不可能になり、仕事を辞めた人も多いことでしょう。
転職しても新しいことを覚えられるのか、新しい環境に適応できるのか、不安があります。
仕事を続けている人は、そろそろ自分の会社内で行く末がリアルに見えてくる頃と言えます。
④自分自身の変化
40代以降は体に老いを感じる女性が急激に増えます。更年期障害の症状が始まる人も多いです。
心身共にバランスが崩れやすくなり、体調がすぐれない日が増えます。
自分の老いがリアルに感じられ、朝、体が重だるいという感覚を知ります。
⑤夫との関係の変化
恋愛関係ではなく、家族関係になっていきます。
キュンキュンする時期はサッと過ぎ、レスになったり、夫といるだけで不整脈なんて人も。
ネガティブな変化が起き、
人生が下降線に入ったような感覚になる
未来に一般的な人生の明るいイベント(子供誕生・孫誕生など)が期待できなくなる
その閉塞感・詰んだ感が「生きがい」を失いがちになる主な理由の一つではないでしょうか。
そして追い打ちをかけるのが、未来への不安です
「子供がいない」ことで生じる未来への不安
- 老後
- 相続
- 孤独
- 墓
もちろん上記全てが、子供がいれば確実に解決する問題ではありません。
しかし「子供がいない」ことで不安が増す項目であることは、間違いないのではないでしょうか。
この不安に関しては、正しい知識を得て、対策を練ることで解消していける問題もありますけどね。
では、子供がいたら「生きがい」がついてくるのか?
「この子が大きくなるまで死ねない」
「この子の結婚式に出るまで死ねない」
「孫の顔を見るまで死ねない」
何度も聞いたことがあるフレーズですよね。
子供や孫を自身の人生の「生きがい」にしている人は多いことでしょう。
女性にとって「子供を産み育てる」という行為は「生きがい」に直結しやすいのは確かだと思います。
子育ては子供がある程度大きくなるまで、フルコミットしなければならない大仕事ですからね。
しかし子供を「生きがい」にするリスクも理解しなければならないと思います。
「空の巣症候群」
「子供や孫への依存」
「毒親」
自分自身に生きがいを見出さず「子供や孫」に生きがいの全てを見出した場合、
子供が巣立った後に行きつく先は結局「人生の迷子」です。
年老いてから「人生の迷子」になるのはツラそうだ…
それでは、40代からの「生きがい」探しのための、注意点を見ていきましょう。
注意点①子供を持たないメリット/デメリットを正しく知る
子供が欲しいのに持てなかった場合、子供がいるメリットのみを見てしまう傾向があるのではないでしょうか。
そして子供がいないデメリットのみを見て絶望してしまう。
手に入らなかった世界の良いところだけ見て、
自分の世界には絶対的に何か欠けていると思い込んでしまう。
不妊治療は、その苦しみは当事者にしか分からない、文字通り全身全霊で取り組む必要がある治療です。
それを結果を出せずに終えた今、絶望感に打ちひしがれるのは当然と言えます。
だからこそ、これからの人生に「生きがい」を探すのであれば、
欠けてると思う部分だけをみて絶望せずに、
まず自分の現状を客観的に把握し、持っているものに気づき、
必要なアクションを順番に取っていく必要があると思うのです。
注意点②「生きがい」を探すときのコツを知る
「生きがい」を探す上で、気を付けておきたいマインドセットをご紹介します。
①「生きがい」を一点集中しない
「仕事」「趣味」「推し」「夫や妻」など、生きがいを得やすい対象はあります。
しかし、それらが失われたときに絶望しないように、
特定の対象に「生きがい」を一点集中させることは避けましょう。
多種多様な「生きがい」を複数持つことをおすすめします。
多種多様とは、違うカテゴリーということです。
例えば、こんな感じに①②③のカテゴリーを複数持つことが理想的です。
①自分一人でやれる
②仲間と一緒にやれる
③副業
②「生きがい」の対象は他人ではなく自分もアリ
「生きがい」の対象を他人にすると、思い通りにいかない時にストレスが生じます。
そもそも家族であっても、第三者を思い通りにコントロールする権利など、誰にもありません。
他人を「生きがい」にすること自体が、リスクのある行為かもしれません。
人を「生きがい」にするのであれば対象は「自分自身」にするのも、大いにアリです。
では「生きがい」を探すための具体的なアクションを見ていきましょう
生きがいが見つかるかも!?今からできる具体的アクション
「生きがい」を見つけたいけど、何から始めたらいいのかわかんない
仕事も微妙だし、趣味もない私は「生きがい」とは無縁なの?
もう疲れた!!
生きがいとか知らん!!
もう何もかも面倒くさいんじゃコラ!!!!
そんなあなたでも、今から始められる「生きがい」を見つけられるかもしれない具体的なアクションを、
ご紹介したいと思います。
①一日一新:新しいことを一日一個やる
まず初めに、今抱えている将来の不安は全て、
現状がこのまま続いていった延長線上に存在する(かもしれない)、
あなたの想像物であることを認識してください。
もちろん、あなたの想像する未来の不安が、そのまま起きる可能性もあります。
ですが、この激動の時代ですからね、
思った通りの未来がくる可能性は低いのではないでしょうか。
明日、日本が沈む可能性だってゼロではないわけです
しかし一日一個、新しいことをすると、
生活に変化が生じ、その変化が未来に影響を与えることになります。
バタフライ・エフェクトという言葉をご存じですか?
バタフライ・エフェクト
「バタフライ効果」(バタフライこうか)とは非常に些細で小さなことが理由で、
参考:バラフライ・エフェクト(バタフライ効果)とは
様々な出来事を引き起こし、徐々に大きな出来事に変化していくことを指します。
新しいことと言っても、難しいことや大きなことである必要はありません。
新商品を買って食べるとか、
新しいメイクを試すとか、
お風呂でいつもと違う部位から洗い出すとか….
そんな小さなことで構わないのです。
一日一つ、新しいことをやってみることから「生きがい探し」を始めませんか?
②とりあえずポチる
- カートに入ったままのモノありませんか?
- Kindleに入ったまま読んでない本はありませんか?
- 止まったままのプランはありませんか?
- 昔からずっとやりたかったことを後回しにしていませんか?
- 会いたい人に会ってますか?その人から連絡がくるのを待っていませんか?
とりあえずポチッて行動してみましょう。
結果は期待通りかもしれませんし、期待外れかもしれません。
それが「生きがい」になるかもしれないし、ただの時間のムダになるかもしれない。
それでも、何かすることで小さな光が差すかもしれない。
あなたも私も、最悪の未来を十分すぎるほど想像したのでないでしょうか?
離婚・孤独・死など、あなたもネガティブな未来の想像をしまくったのでは?
だったら、ある意味もう怖いものなしではないですか?
想像した最悪な未来がそのまま来たとしても、「ふん、やっぱりね」となるわけです。
もうこっちはそんなの想定内だから、となるわけです。
でも、もし今から日頃の行動を少しでも変えていけば…???
小さな行動による変化が「まさか」想像もつかなかった未来へ
私たちを連れていってくれるかもしれません
オマケ:そもそも「生きがい」を必要としない人生の提案
ここまで読んでくださった人は、このオマケの提案に「は?」ですよね?
すみません。
説明させてください。
生きがい=生きるに値するもの。生きていく喜びや張り合い。
引用元:goo辞書
この「生きがい」の定義は分かるのですが、
それでは「生きがい」が無い人生は生きるに値しないのか、と問われたら答えは「NO」ですよね。
今は自分の人生に「生きがい」が感じられないかもしれません。
ですが「生きがい」がないとしても
「あなたの人生は生きるに値しない」ということでは絶対に無いはずです。
「生きがい」は年齢や環境によって変わっていくものです。
それに「生きがい」は生きていく上で絶対に必要なものではありません。
「生きがい」を探してアレコレやっていたら、なんだか人生楽しくなってきた!
これが「生きがい」なのかよくわからないけど、
楽しいから「ま、いっか」。
とりあえず、こんな感じを気楽に目指していきませんか?
という提案でした!
まとめ
最後までお読みいただき、本当にありがとうござました!
今回は「子供を持たない」40代女性の生きがい探しに関して、書いてみました。
中でも以下の3つのポイントが特に書きたかったことです。
・今抱えている不安は、現状が続いた場合の想像物である
・小さな変化を起こせば、未来は必ず変わる
・まずは気軽にポチる!
上記の3つのポイントを理解し具体的アクションを実践すれば、
小さな変化を生活に起こすことができるはずです。
ぜひ、やってみてくださいね!
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