みんなの声①-⑤

「子供を持たない」選択をした女性の声を集めてみました。

目次

子供を持たないことは生きがいを持たないことじゃない

by a-ss-y (30代後半)

私はもうすぐ40歳になります。
不妊治療の末、子供を諦めました。

周りに理解してくれる友人や家族がいてくれると、心の有りようがだいぶ変わるのかなと思います。

私には同時期不妊治療で共に苦労した友人と、結婚しないと決めた昔からの友人がいます。

つらい不妊治療の末、二人の子供に恵まれた友人をとても誇らしく思いますし、自分のために生きることを選択した友人も大好きです。

そういった人が自分にいてくれることは本当に有り難いことと感じています。

不妊で苦しい思いをしている人は少なくない。
そして、それを理解できない人はあまりに多いです。

本人にそのつもりはなくても、家族や同僚の心無い言葉で日々傷つきます。

結婚したら当たり前のように子供を授かり生きていくんだと思っていました。

まさか自分が産めない人間だと思いもしなかった。

年の面でもお金の面でも厳しくなってきたところで、夫と話し合い諦めることを決めました。

子供が産まれたら犬を家族に迎えようと考えていたので、子供の代わりではないですが犬を飼い始めました。

そのことを鼻で笑われたこともあります。

現時点で生きがいなんて見つけられていませんが、子供がいる人には送れない日々を送ろうと心に決めています。

子供がいないこと=かわいそうなことではないと証明したいから。

自分の人生にとって何が大切かランク付けしたら見えてきたもの

by aono_ame (40代)

結婚=家族になること、結婚する=子供がいて当然。

特別意識したわけではないけれど、20代前半まではそういう価値観で生きてきた。

逆にいえば、この人の子供が欲しい、この人とであれば子育てしていけそう、そう思える相手でなければ結婚する必要はないと思っていた。

周りが少しずつ結婚していく中で、授かり婚で結婚する子もいれば、結婚してもなかなか子供ができず、不妊治療に疲れ切っていく友人たちを見てきたことから、結婚=必ずしも子供がいなくてもいいのではないか?という考えに少しずつ変わっていった。

そんな中、30代半ばでようやく訪れた婚期。

自身が3人兄弟で育ったため、2人、3人とは言わなくても、1人くらいは子育てしてみたいという気持ちがあった。

周囲からも、30代で産むのなんて普通、40代で産む人も結構いるんだからと言われ、その気になっていた。

ただ、夫婦とも子供は授かりものだから、縁があれば授かるだろう市なければ仕方ないと、不妊治療をしてまで妊娠したいという気持ちはなかった。

日常の性生活にプラスして、排卵日あたりも狙い、ゆるい妊活を行っていた。もともと体力がなかったこともあり、産むなら40歳までとゴールを決めていたが、なかなか授かれないことに言葉にならない焦りを感じることもあった。

夫婦の間では納得しあっていても、結婚したからには子供を!という周囲の圧力に、時々何のために結婚したのか?と考えることも増えた。

そして、子供がいないまま迎えた40歳。

年齢を聞かれて答えると、子供を作ったほうがいいという声はビックリするくらい聞こえなくなった。

ただ、それと同時に、ペットを飼ったほうがいいとか、没頭できる趣味を、と生きがいになるものを見つけるよう奨められることが多くなった。

そんな中、結婚した当時のことを振り返ると、自分はこの人と一緒にいたいと思ったから結婚したことが1番で、この人との子供を作りたいという気持ちは、2番でも3番でもないことに気づいた。

自分のことを尊重してくれる人間性、弱さを見せられる信頼感、義両親の人柄や相性などがあったから結婚を決めたのであって、子供を作るために結婚したのではないと。

そして、生きがいは他人に言われて作るものでも、生きがいを持って生きるかどうかも、自分の価値観で決めればいいということも。

子供を持たない選択肢をした私たち夫婦の老後の生きがい

by yuurin0216 (30代後半)

私たちが子供がいない選択をして、将来どんな生きがいを見つけようかと考えたときの、体験談を紹介します。

私たち夫婦は元々手先が器用でものづくりが得意です。

ですので、将来は古民家を安く購入して家をリフォームしていきたいと思っています。

もちろん、素人では出来ないことは業者にお願いするのですが、棚を作ったり壁紙を張り替えたり、ウッドデッキを作るなど自分で出来るところは自分たちで行なって、好きな家にしていきたいと思っています。

私たちは50歳くらいで早期リタイアする予定なので、その後は自分の住む家を見つけて自分たちでリフォームを少しずつ行なって、自分の好きな家や場所は自分で作るというのを生きがいにしていきたいと思います。

子供がいる家庭は50歳くらいになると子供の教育資金のやりくりで生活が大変ですが、我が家はそういったことはないので、お金に余裕があるからこそ、老後は働かず、最低限のお金で生きがいを見つけてゆっくりと生活をしていきたいと思っています。

今は30代後半なのですが、早く仕事を辞められて夫婦でゆっくりできると思ったらとても幸せだと思い今から楽しみです。

お金に余裕があるというのは素晴らしいことだと思うのでこれからももっと生きがいを見つけて生きたいと思います。

子供がいない選択肢をした私が趣味をいきがいにしたこと

by rinkotaturio

子供を持たない選択肢をしたのですが、その後どのような生きがいを見つけようかすごく迷いました。

時間に余裕があるので、私は自分の趣味をいきがいに私は将来を楽しみにしていきていこうと思っています。私の趣味はキャンプです。

一人で行くのも好きですし、夫婦で行くのも好きです。

基本的にはひとりで自由に色々なキャンプ場を回るのが好きなので、趣味をいきがいにして生活をしていきたいと思っています。

キャンプのいい所は道具などがそろっていれば全国好きなキャンプ場でキャンプができますし、自然の中で好きにお酒を飲んで、星を見てゆっくりとした生活ができるからです。

自分の時間を作るのが好きなので、キャンプのような自然がある場所に行くのが好きです。

穴場スポットを見つけるのが特に好きなので、子供がいない選択肢をした私はキャンプを生きがいに残りの人生を生きていきたいと思っています。

子供がいない選択肢を決めたときはすごくショックでしたが、自分にだけ時間が使える人生も素敵ではないかと考えたら前向きになることができました。

身軽な分自分に時間が作れるのでこんな人生もアリだなと思えました。私には趣味があるので、それはよかったなと思っています。

子供がいなくても、前を向いて生きていける人、いけない人がいます

by Olyouko

主人とは、日本一周子供旅のボランティアで知り合いました。

子供たちは行政の補助もあり格安で日本一周の旅が楽しめて、私たちはボランティアとして子供たちのガイド役兼先生のような立ち位置で参加しました。

私の主人がリーダーで、私が副リーダーとして70人ほどの子供たちのアテンドを2週間ほどしました。

主人になることになる男性は非常に子供好きで、私もそのところは共通なので、すっかり意気投合し、その後、2年間のお付き合いを経て、結婚することになりました。

夫婦の営みを繰り返すも、なかなか私が妊娠するということはなく、いわゆる妊活生活を2年間、それなりの費用も使って二人で続けました。

子供好きの主人は、「どうしても自分の子供が欲しい」とかねがね言っていたので、妊活にも熱心でした。

ただ医師の見立てでは、私の方に体質的な原因があることがわかり、彼が頑張ってもどうしようもないこともだんだんわかってきた時、彼は会社の同じ部署の女性と不倫に走ってしまいました。

そればかりか、その女性と深い関係を続けた結果、その女性が妊娠してしまうというところまで状況は進んでしまいました。

私達の周辺の人たちは、大騒ぎになりましたが、不妊は私の方に原因があるということもあり、私はあっさりと彼との離婚に応じてしまいました。

子供がいないということは、人によっては判断を狂わせるのだなあと、淡々と感じました。

突然、主人との生活は破綻して、私は一人の生活に戻りました。

今は地元の子供食堂の運営のお手伝いをしています。

親がいるが十分に食事できない子供達や、親がいないためになかなか食事がとれない子供達の手助けをしてあげることが、一つの生きがいになっています。

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