【出産経験がないとなりやすい病気がある】って本当?今すぐできる対策も

こんにちは
だまブログ運営者のだまです

子供を持たないデメリット(不安)を書き出した結果、下記4種類に分類できることが分かりました。

  • 精神的デメリット
  • 経済的デメリット
  • 身体的デメリット
  • 生活面のデメリット

今回は、「子供を持たない」身体的デメリットと、それを軽減する具体的なアクション(対策)について書いていきたいと思っています。

この記事は、このような方におすすめです

  • 不妊治療を経て「子供を持たない」選択をした人
  • 「子供を持たない」身体的デメリットが知りたい人
  • 「子供を持たない」身体的デメリットに備えたい人
目次

子供を産まない女性がなりやすい病気?

生涯子供を産まない女性がなりやすい病気」といったタイトルで、信ぴょう性のあるものから、いかがわしい都市伝説まで、巷には情報があふれていますね

出産経験のない女性がかかりやすい病気は、本当にあるのでしょうか?

今回の記事では、「生涯子供を産まない女性がなりやすい」と言われている下記の婦人科系の病気をピックアップし、病気について詳しく調べていきたいと思います。

  1. 子宮内膜症
  2. 子宮筋腫
  3. 子宮体がん
  4. 乳がん

子供を産まない女性がなりやすい病気があるって、それ本当?

子宮内膜症

結論、子供を産んでいない女性は子宮内膜症の症状が進みやすいという点は認めざるを得ないという結果になりました。

では詳しく見ていきましょう。

子宮内膜症とは?
子宮の内側にあるはずの子宮内膜の組織が子宮以外のところに発生し、月経周期に合わせて増殖してはがれ落ち、出血したりする病気です。

女性の健康ハンドブック

子宮内膜症の原因は、明確には分かっていないのですが、月経血が腹腔内に逆流する現象が深く関わっていると考えられています。

つまり、初潮が早く、妊娠回数が少なく(または無く)、月経周期が短いなどの理由で生理の回数が増えると子宮内膜症の発症率や悪化率も増えるということです。

現代の女性は、平均で初潮を12歳頃に迎え50歳頃に閉経するので、生涯で経験する月経の回数は約450回~500回と言われています。

生涯で経験する月経回数は少子化と共に年々増加しており、子宮内膜症を患う人も増え続けているそうです。

妊娠中と授乳中に月経は止まるので、子供を2人産んで授乳で育てた女性と、お産を経験していない女性では生涯の生理の回数の差は50回ほどになります。

それほど大差ないですね。

出産した人は子宮内膜症に絶対ならないかと言えば、そういう訳でもなく、20代から40代の女性に増えている病気のようです。

とはいえ、多産の女性には子宮内膜症が少ないというデータがあるため、妊娠中や授乳中の月経が止まっている間に子宮を休めているとか、内膜症を自然治癒しているのではないかと言われています。

結論、出産経験のない女性は、この月経が止まる期間が無いため、症状が進みやすいという点は認めざるを得ませんね

対策:ピルで月経を止めればいい?

結論、40歳以上はピルを飲むリスクも上がるから、医師と相談した上で決めよう。

結論に至った経緯を詳しく見ていきたいと思います。
子宮内膜症の原因は子宮内を血液にさらすこと(月経)が主なので、ピルを飲んで生理を止め子宮を休めた方がいい、と提案している医師の方もいます。

参考:出産未経験だと、女性特有の病気になりやすいって本当?

ピルを飲んで生理を止める….なんだか副作用も心配だし、ハードル高くないですか?
私は抵抗があります。

ということで、ピルを服用するメリット・デメリットについても調べてみました。

ピルを服用するメリット
(関連する内容を抜粋)
・子宮内膜症の減少
・卵巣の病気の改善
・卵巣がんのリスクを下げる
・子宮体がんのリスクを下げる
・大腸がんのリスクを下げる

ピルを服用するデメリット
(関連する内容を抜粋)
・血栓症のリスク
・脳卒中のリスク
・心筋梗塞のリスク

・乳がんのリスクが上がるかも
・子宮頸がんのリスク

40代以降が注意したいのは、デメリット(血栓症・脳卒中・心筋梗塞)です。

そもそも40代以降は(血栓症・脳卒中・心筋梗塞)になるリスクが高くなる年齢なので、ピルの副作用により、そのリスクがさらに高くなってしまいます

そのため、ピルで月経を止める効果より、ピル服用によるリスクの方が上回ってしまうことになりかねません。

これは40代以降には手放しに「生理を止めるためにピル服用」をおすすめできませんね。
自分の体質を考慮し医師と相談した上で、ピル服用を決めた方が良いです。

生理痛がだんだん激しくなるというのが子宮内膜症の一つの初期症状らしいので、心当たりがある人は婦人科へGOです。

子宮筋腫

結論、子供を産んでいない女性は子宮筋腫の症状が進みやすいという点は認めざるを得ないという結果になりました。

では詳しく見ていきましょう。

子宮筋腫とは?
子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。成人女性の4人に1人が持っていると言われるほど一般的です。月経過多や月経痛、腰痛、貧血などの症状が現れることがあります。サイズによっては不妊や流産の原因になる場合も。

女性の健康ハンドブック

子宮筋腫も子宮内膜症と同じく、月経の回数が増えることで発症するリスクが上がる病気のようです。

子宮筋腫は4人に1人が持っていると言われるほど一般的な病気です。

サイズが小さいうちは、放置して様子を見るのが一般的ですが、大きくなると貧血の原因になったりするので手術で取り除く人も多いですよね。

子宮筋腫ができる原因は、卵胞から出るエストロゲンというホルモンも関連していると言われています。
エストロゲンは加齢と共に減少していく女性ホルモンですので、閉経とともに筋腫の成長も止まり縮小すると言われています。

そのため、40代以降に症状が悪化すると、手術するか閉経を待つか判断が難しくなるのですね。

参考:知って得する病気の話_子宮筋腫のおはなし

対策:筋腫がある人は定期的にサイズを測ろう

筋腫が大きくなると、月経痛や貧血の原因になるため、定期健診などで筋腫のサイズを測り現状を把握しておくといいですね。
早期に治療を行うことで、症状の軽減や摘出手術を回避することも可能です。

ホルモン治療や、外科的治療、摘出手術など、筋腫の治療はさまざまあります。

何ごとも早めに治療することが大切ですね。

子宮体がん

結論、子供を産んでいない女性は子宮体がんになりやすいという点は認めざるを得ないという結果になりました(しかし出産経験がないと絶対なる病気というわけではなく、リスクが少し高くなるというレベルです)

では詳しく見ていきましょう。

子宮体がんとは?
子宮体部の内膜に生じるがん。エストロゲン(女性ホルモン)の乱れに関連していると考えられており、更年期に発症率が高くなる。不正出血がある場合は要注意。

女性の健康ハンドブック

エストロゲンは排卵が無い状態では分泌が抑えられる女性ホルモンのため、妊娠中は一時的に分泌量は高くなりますが、出産後は分泌がほとんど無くなります。

出産経験のない女性は、このエストロゲンの分泌量が長期間減少するタイミングがなく、このホルモンにさらされる期間が長くなり、子宮体がんの発症率が上がってしまうわけですね。

また、この子宮体がんの発症率がより高くなる期間が40代後半から閉経期ホルモン分泌量に乱れが生じることで子宮内膜が厚くなり、がん化してしまう可能性が高くなるようです。

参考:「子宮体がん」について|市立貝塚病院

対策:症状を見逃さない!

子宮体がんの初期症状は「不正出血」。
不正出血がある場合は、見逃さずに受診したいですね。

定期健診で「子宮がん」となっている場合は、「子宮頸がん」検査のことです。
「子宮体がん」の検査は、子宮頸がん検査に比べると検査のリスク(感染等)が高くなるため、不正出血などの症状がある場合にのみ行われるようです。

40代以降はホルモンも乱れがちになりますから、不正出血などの症状を見逃さないことが大切ですね。

乳がん

結論、子供を産んでいない女性は乳がんになりやすいという点は認めざるを得ないという結果になりました(しかし出産経験がないと絶対なる病気というわけではなく、なるリスクが少し高くなるというレベルです)

では詳しく見ていきましょう。

乳がんとは?
乳房の中にある乳腺にできる悪性のしこりで、日本では乳がんにかかる女性が増え、死亡率も上昇しています。35歳から急増し、40代にピークを迎えます。少子化などのライフスタイルの変化が増加の原因と考えられます。

女性の健康ハンドブック

乳がんは日本女性が発症するがん第1位で、乳がんになる女性は年々増加傾向にあるようです。
増加の原因としては、食の欧米化、晩婚化、少子化、ライフスタイルの変化が関連しているそうです。

ではなぜ、子供を持たない(出産経験のない)女性が、乳がんにかかりやすいと言われているか。
ここでも出てくるのが卵胞ホルモン「エストロゲン」です。

ねぇ、エストロゲンいいかげんにして?

エストロゲンは乳腺組織を刺激し、細胞の増殖を促します。細胞の増殖は遺伝子が傷つく原因となり、そして遺伝子が変異することでがん発症へと関係してしまうのです。

出産経験のない女性は、このエストロゲンの分泌量が長期間減少するタイミングがなく、このホルモンにさらされる期間が長くなり、乳がんの発症率が上がってしまうわけですね。

しかし、出産経験があれば絶対かからない病気かと言えばそうでもなく、初産が高齢な場合は逆に乳がんになる可能性が高くなるというデータもあるため、もう訳がわかりませんよ

参考:乳がんについて知る | 府中病院 社会医療法人 生長会

婦人科系の病気に強く関連している卵胞ホルモン(エストロゲン)は、女性らしさを保つために必須のホルモンです。
悪者にはせず、仲良く付き合っていきたいですよね。

対策:2年に1回の定期健診は必須!

理想は年に1回、乳がん検査を受けることですが、最低でも2年に1回は受けたいところです。

定期検診での検査の種類は現在エコーとマンモグラフィーの2種類が主流です。

この検査方法、マジで何年変わってないのでしょうね?
マンモ痛いねん!!!!!クソ!!と思っている方も多いのではないでしょうか。

調べたら、現在では「無痛MRI検査」なる新しい乳がん検査ができる病院も増えてきているようですね!

造影剤を使わないといけない、検査に30分かかる、費用が2万円前後と懸念事項はありますが、がんの発見率が高く痛みも少ないようです。

参考:無痛MRI乳がん検診(痛くない乳がん検診) | ドゥイブス・サーチ

無痛MRI検査が早く主流になってほしい!!

まとめ

今回は【子供を持たない身体的デメリットと4つの具体的アクション】に関して、書いてみました。

身体的デメリットと対策には下記の4つがありましたね。

①子宮内膜症
>対策:定期検診を受けつつ、生理痛に変化があったら受診
②子宮筋腫
>対策:定期検診を受けつつ、大きくなりすぎる前に処置
③子宮体がん
>対策:ホルモンが乱れがちな時期になったら、不正出血を見逃さない
④乳がん
>対策:少なくとも2年に1度は検査を受ける

中でも以下の3つのポイントが特に書きたかったことです。

・少子化に伴い、出産する女性と出産しない女性の月経数の差は少なくなってきている

・昔に比べ劇的に現代女性は月経数が増えているため、出産経験に関わらず全体的に婦人科系の病気にかかりやすくなっていると言える

・定期検診や、日ごろから体の変化に敏感になることで、早期発見早期治療を心がけよう

大病を患うときは、ほとんど複数の要因が重なったときだと言われています

出産していないから、絶対に上記の病気にかかるわけではありませんし、出産することで罹患するリスクがあがる病気も存在します。

ネガティブな情報に落ち込むことなく、「そんなこともあるのね」程度に頭の片隅で覚えておきながら、定期検診などでリスクに備えてほしいと思います。

40代以降は女性ホルモンも乱れやすくなる時期です。

今まで以上に自分の体に優しく過ごしていきたいですね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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