こんにちは
だまブログ運営者のだまです
子供がいない女性が抱える謎の肩身の狭さ。
感じていませんか?
私自身、不妊治療を経て子供を持たない決断をした女性の一人。
その決断は夫婦で話し合い納得して決めたことなのに子供がいない人生が決定したことで、
「一生女性の本当の幸せを感じられない」
「一生半人前の人生なんだ」と、
自分で自分で追い込む結果になりました。
しばらくして自分を追い込むのにも疲れてきたころ、ふと思いました。
でもさ、ちょっと待って。
本当に子供を持たない女性は、女性の最大の幸せを感じられないの?
一生半人前なの?本当?
冷静に考えたら答えはNOだと分かりますよね。
この世には、自分の子供を持たなくても人として成熟し人生を謳歌している先輩がたくさんいます。
なんで私は、自分で自分を追い込んでいるのだろう。
自分の思考を深堀りしていくうちに、いろんなものが見えてきました。
今回は、子供を持たない女性が追い込まれがちな思考のワナや、その思考から逃れて自分を解放するための具体的なアクションについて書いていきたいと思います。
この記事は、このような方におすすめです
- 不妊治療を経て「子供を持たない」選択をした人
- 「子供を持たない」決断後に落ち込んでしまっている人
- 「子供を持たない」自分には何か足りないと思い込んでいる人
子供がいない女性の肩身の狭さの正体は呪い?
私が自分で自分を追い込んでいた頃、頭の中でグルグルグルグル回っていた思考はこんな感じでした。
女の最大の幸せは子供を産み育てること。
私が最大の幸せを感じることはない。
子供を産んでようやく一人前になるらしい。
ということは私は一生半人前か。
子供が産めない女性に価値はない。
昔なら離縁されていたらしい。
一生、肩身狭いの決定。
私の家族は、典型的な昭和スタイルで祖母も父も家父長制を重んじる人たちでした。
母はその二人に振り回されながら、家事・育児・家業の手伝いに日々忙しくしていました。
祖母の性格は強烈で嫁姑の仲は最悪。
祖母にののしられ母が土下座する姿を子供の頃に見たこともあります。
昔から母は幸せそうじゃなかった。
子供ながらにずっと「結婚や子育ては大変なことなんだ」と思っていました。
そのせいか、私自身、結婚や出産に強いあこがれを持たない大人になりました。
そんな私でさえ「子供を一生持つことはない」と決定した瞬間に、あらゆる言葉で自分を追い詰めるようになったのです。
- 女は家事ができるべき
- 女の幸せは結婚して子供を育てること
- 結婚したら夫を立てて妻は家と子供を守るべき
- 女は若く愛嬌があるべき
- 結婚は忍耐力が大事
- 女は母性があるべき
自分でも知らない間に、周りの人たちやメディアから刷り込まれた「常識」という名の「偏見」。
いや偏見というよりむしろ「呪い」。
この「呪い」に苦しめられている女性は私を含めたくさんいるのではないでしょうか。
りゅうちぇるは夫離脱OKでも、ぺこはNGの矛盾
今年の夏に離婚した、りゅうちぇる&ぺこ。
りゅうちぇるさんは、離婚を報告する投稿の中で「父親であることは心の底から誇りに思えるのに、自分で自分を縛りつけてしまっていたせいで、“夫”であることには、つらさを感じてしまうようになりました」とコメント。
世間は「ぺこと子供がかわいそう!」と大炎上する事態になりましたよね。
でもさ、大炎上したけど今はみんな普通に受け入れてない?
もちろん、離婚は当人同士が納得していればOKで、周囲がとやかく言うことじゃないのは分かります。
でも、これもし言い出したのが”ぺこさん”だったら、こんな炎上サイズで済んだのかなと疑問に思いません?
ぺこさんが「母親であることは心の底から誇りに思えるのに、自分で自分を縛りつけてしまっていたせいで、“妻”であることには、つらさを感じてしまうようになりました」と言って離婚したら、もっともっと激しく炎上していただろうと思うのは私だけ?
りゅうちぇるさんの決断を寛大に受け入れたぺこさんが称賛されていますが、夫を放棄した元夫と同じ屋根の下で暮らす元妻の姿を想像したら泣けますよ。
いやつらすぎて吐きますよ。
しかもまだぺこさん20代。
え、どんだけ生き地獄ですか?
なんで女性は”妻”や”母親”を放棄しない前提で世の中周ってるんだろう。
なんでトイレで子供を産んで遺棄した女性は逮捕されて、それを放置した相手の男性は野放しなんだろう。
世の中はあらゆる矛盾と偏見でいっぱい。
そして若い世代の女性たちも今まさに、こういう情報に呪いをかけられ続けているという状態。
常識という名の呪い。
どうやったら解ける?
自分の中に巣食っている呪いを見つけて解放するには?
対策:自分の呪いを知ることから始める
最近受けたカウンセリングで「自分の偏見を手放す」プロセスを学びました。
ざっくりとした手順はこんな感じです。
- 怒りを感じたときの理由を書き出す
(例:夫からセックスを拒否されて怒りを感じた) - 怒りの背後にある感情を見つめて本心を見つける
(例:女性として魅力がないのか不安だった。傷つきたくないから怒って相手に気持ちをわかってほしかった。寂しい。認められていない気がして悲しい) - 見つけた本心を受け入れて、自分で自分を慰める
(例:そうか拒まれて悲しかったんだね。寂しかったんだね。認められていないと思って怖かったよね) - 見つけた本心は偏見(呪い)によるものではないかと疑ってみる
(例:セックスを拒まれても、それイコール私に価値がないわけではないので傷つく必要ないのでは?) - なりたい自分を想像して偏見から自分を解放する
(例:夫にセックスを拒まれても傷つかない自分でいたい。私の魅力は私が知っているからそれで良い、としよう。)
心理学的に「怒り」という感情の裏には常に別の本心が隠れているそうです。
その本心を注意深く見つめることで、自分の中に巣食っている呪いを見つけることができるかもしれません。
私はこのプロセスを日常でやってみたことで、自分の中に巣食う最大の呪いを見つけました。
それは、
認められたいという気持ちでした。
私の怒りの背後にある感情は全て「認められたい」というシンプルな気持ちでした。
もうとにかく誰にでも認められたいと思っていることに気づきました。
これでは苦しいはずだ。
認められたい気持ちを少し解放してみてもいいかも?
ただ、人によっては自分の中に巣食う偏見や呪いがエネルギーに変わったり、支えになったりもします。
私の場合も、この認められたいという気持ちが仕事への熱や向上心につながっている部分も大いにあったでしょう。
要は偏見も呪いも使いようなんだと思います。
ハサミと一緒。
ハサミを使って他人や自分を刺すこともできるけど、ハサミを使って何かを創り出すこともできる。
それさえ分かれば、あとは偏見や呪いを飼いならし、自分を少しずつ解放していけばいいのです。
そして重要なのは、自分の偏見や呪いを否定しないこと。
それすら今まで生きる中で必要だったモノだからです。大事に持っていたのです。
でも、この偏見(呪い)はもう今の自分に必要ないなと思えば、なりたい自分を想像して手放していけばOKなのです。
なりたい自分は、どんな自分?
まとめ
以上、今回は【対策あり!】子供がいない女性 肩身の狭さの正体は呪い?具体的な対策もに関して、書いてみました。
中でも以下のポイントが特に書きたかったことです。
・自分の中の偏見や呪いを見つける
・自分の偏見や呪いを否定しない
・怒りの裏には常に別の本心がある
・なりたい自分を想像して、要らない呪いは手放していく
自分の中にある偏見や呪いが、誰よりも大切な自分自身を追い詰めたり傷つけてしまうのは、とても悲しいことです。
自分を縛って不幸にするのも自分。
解放して幸せにするのも結局自分。
どうせなら、自分を解放してのびのび暮らしたいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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